2009年11月15日 植木の里で発見!芝のゆり最中
農産物の直売所や軽食レストランに立ち食い蕎麦屋と、ほかの道の駅とあまり変わらないように見えますが、一番の特徴が市の緑化センターと一体となっていて、四季折々の花々や花木が販売されています。大きな温室には晩秋の今の時期なら、色あざやかなシクラメンで埋め尽くされ、それに加え、めずらしい熱帯、温帯の花に目を奪われます。
「あんぎょう」とは、このあたりの旧村名。今でも「安行〜」という地名がたくさん残っています。このあたりは、江戸時代、東京の駒込に近い染井村(ソメイヨシノ発祥の地)から移り住んできた植木農家の村でした。今でもたくさんの植木農家があり、それぞれ、シャクナゲ農家、ツツジ農家、桜農家など、専門的な花木の栽培に携わっています。道の駅の車を停めて、植木街道散策を楽しむ人も多い、ちょっとした穴場の散策エリアなのです。
で、この道の駅で販売されているのが「芝のゆり最中」。第21回全菓博食糧庁長官賞受賞とパッケージに書かれている地元川口市の和菓子店の自信作。
小豆餡の中には砕いた栗入り。餡ははみ出るほどぎっしり入っており、そのあたりがやや田舎風味。皮は柔らかめで、ふんわりとした食感です。
まるごと栗一個が入った「どらやき」も素朴でおいしいのです。
かつては日光御成街道に近く、古い街道沿いだっただけあり、地元で愛される和菓子が根付いているのでしょうね。
「道の駅あんぎょう」には、他にもつきたての餅やお団子類、埼玉名産の五家宝や草加煎餅もあります。いずれも有名メーカーではなく、小さな地元のお店が作る品。洗練されてはいないけど、どこか温かい駄菓子がいっぱいです。
最中も、どら焼きもおまんじゅうも、すべてバラで買えるのもうれしいところ。
都心からいちばん近い道の駅も、なかなかに侮れませんね。
by monako
1個126円
製造 宝永堂 埼玉県川口市
購入は「道の駅あんぎょう」で
http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/road/eki/station/sai_kawaguchi/index.html
posted by monako at 19:51
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|もなこのもなか旅草子
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