お麩の食感が絶妙 ちょうじ最中 滋賀・近江八幡

近江八幡−八幡堀.jpg


あずきさんが「たねや」を紹介した滋賀県近江八幡市。琵琶湖に近く、その水を利用して天正13年(1585年)、豊臣秀次がに八幡山に城を築き、開いた城下町です。
豊臣秀次というと叔父の秀吉に疎まれて、多くの妻子ともども処刑されてしまったことや、性行の良くなかったこともあって、あまりいい印象を抱きませんが、彼が開いたこの町は静かでそぞろ歩きが心地よい、風情のある水の都です。

秀次の評価の低さゆえか、この近江八幡は「秀次の城下町」というよりも「近江商人発祥の地」というキャッチフレーズで、観光を誘致しています。近くには軟膏で有名な近江兄弟社もありますし、「ふとんの西川」で有名な西川家もこの町の出身です。
てんびん棒を担いで、京阪神方面に商いに出向く姿が、この町の活気を培ってきたわけです。
余談ですが、営業マン教育ビデオに「てんびんの詩」っていうのがありましたが、あれも近江商人の話でしたね。

ちょうじ麩最中02.jpgさて、この近江八幡を代表する景観が「八幡掘」です。琵琶湖から引き入れた水路は物資の輸送路として発展し、今も広い荷下ろし場が残っています。
この堀、1990年代には汚水で荒れ、埋め立て計画が持ち上がったそうですが、有志の努力もあり、清掃によってかつての清らかさを取り戻しました。最近では、時代劇のロケで使われることも多い、八幡きっての見所です。



この八幡堀のすぐそばに「吉井製麩所」があります。
そう、今回紹介するのは和菓子店ではなく、お麩屋さんがつくる最中なのです。
その名は「ちょうじ最中」。吉井製麩所が作る「ちょうじ麩」は、豊臣秀次が作った城下町の町割りに似せて四角。「ちょうじ」とは「丁字」のこと。つまりT字路がいっぱいある城下町特有の街並みのことです。


このお麩を2枚にスライスして、中に黒ごまペーストを塗ったものが皮種なのです。別封のつぶ餡を挟み、お麩でサンドウィッチ状にしていただきます。ふわっと口の中でとけるお麩と胡麻の香ばしさが口の中いっぱいに広がります。



ちょうじ麩最中01.jpg


胡麻とあんこの相性がいいのか、すごくコクのある奥行きを感じる甘さは、ほかの最中にはないものです。
そして、なんといっても皮がお麩でできていることが、アイディアだと思います。お麩の厚みは1センチほど。でも軽くてサクサクした食感が癖になります。

お店では試食もされてくれるので、近江八幡を訪れた際には、ぜひ覗いてみてください。
ただ、団体客が多く、それと一緒になると個人客、特にひとり旅などの対応はないがしろになるので(団体さんにはお茶を出したけど、私にはくれませんでした)、要注意です。



7個入り525円


by monako


■吉井製麩所
〒523-0866近江八幡市為心町上14
tel. 0748-32-7773
営業時間 10:00〜17:00
定休日  不定休



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posted by monako at 17:28 |Comment(0)TrackBack(0)もなこのもなか旅草子このブログの読者になる更新情報をチェックする

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