蛸もなか 浅草

 蛸もなか.jpg

浅草は江戸時代から賑わう庶民の町。
気取らなくて、おいしい甘味屋がいっぱいあります。

ご紹介するのは「蛸もなか」。店の名は「蛸松月」。
幕末の安政年間の創業で、はじめは
小塚原であんころ餅の行商をしていたそうですが、浅草に移り、団子屋を開業しました。
安くておいしいと評判となり、いつの頃から客が「蛸だんご」と呼ぶようになったとか。

蛸とお団子がなぜ結びついたのか・・・・。ちょっと不思議ですが、お団子の食感が蛸のようにシコシコしていたのが、その名の由来といいます。しかし、今は残念ながらその団子は売られていません。

さて、この店の看板が「蛸もなか」。
というか、「蛸もなか」と「蛸まんじゅう」「蛸くり」しかないのです。季節によっては水ようかんなどあるようですが、通年販売されているのはこの3種類だけ。

「蛸もなか」は
北海道産の白印元豆を使った白あん。しっとりとした粒餡で、一口目はさっぱりしているように感じるのだけど、よく練られているせいか、コクがあるのです。
下町っ子のさっぱりしているように見えて、実は粘りがある・・・、という気質を受け継いでいるような味わいなのです。

お店は国際通りと雷門通りの交差点にあり、赤い蛸の絵の看板が目印。未だに木の引き戸をガラリと開ける作りで、家族経営のようなのんびりとした店先です。

バラで買うと、昔、パン屋さんが使っていたような、懐かしい白地の薄い紙袋に入れてくれます。その素っ気なさもまたいいものです。

浅草以外に出店はなく、1軒の店を守り抜く意気込み。
浅草に出かけた際は、ぜひ訪れてみてください。

ちなみに、作家・池波正太郎が子供の頃に愛した甘味の原点というべき甘さが、この蛸もなかです。


1個 150円


■蛸松月
住所: 東京都台東区雷門1-16-7
地下鉄銀座線:田原町駅より徒歩3分
都営地下鉄浅草線:浅草駅より徒歩8分
定休:水曜日  



by monako





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posted by monako at 11:00 |Comment(0)TrackBack(0)東京もなか散策このブログの読者になる更新情報をチェックする

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